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キッカーの不定期更新日記 (四季来々トップへはカレンダー下のリンクから戻れます)
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たくさん本を読んでいると、自分に合った本というのが表紙と1ページ目だけで見分けられるようになりますね。
借りて読んで「つまんねー」とかなる確率が格段に下がってます。
レビュー。

KAIKETSU!赤頭巾侍
(鯨総一郎、徳間書店、2006年2月28日第一刷、1500円+税)

物語の舞台は宝永元年(1704年)、五代将軍綱吉の時代。
直情径行な性格の一太郎は、すご腕の剣士。
犯罪が起きると赤頭巾侍に変身し、悪人どもをバッサバッサと斬り捨てる。
で、斬り捨てた後に、実はその人にはアリバイがありますよと。

分類的にはミステリーですが、むしろアクション活劇の要素が強いです。
犯人たちも一流の剣士なので、あっさり斬り捨てられずにチャンチャンバラバラやってくれます。
肝心のミステリー要素は、斬った後に同心からアリバイを聞かされて、無実の人間を斬ったのかこりゃヤバイって顔面蒼白になってその場の思いつきで推理しちゃうっていう、まあいい加減なものです。
描写が少なくて短い会話の連続ですが、恐ろしくテンポがよくて全然気にせずバンバン読めちゃいます。
会話の連続で書く小説は好みじゃないと前に言いましたが、ここまで小気味よくやられたら完全に脱帽です。

リンクは文庫の方しか見つからなかったのでそれを貼っておきましたが、ともかく軽い読書にうってつけの本です。
何も考えずに読みたい人にオススメ。
今日はここまで、あでゅ~。

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長期休暇は読書とゲーム、これぞ健全な大学生。
ちょっと旅行に行こうとかそんな気の利いたことはしませんよ。
有名すぎて私がレビューする必要もないくらいですが、ブックレビュー。

博士の愛した数式
(小川洋子、新潮社、2003年8月30日発行、1500円+税)

80分しか記憶が持たない数学者と、その義姉に雇われた家政婦の「私」、それに家政婦の息子「ルート」を加えた3人が中心となるお話。
とにかくせつない、せつなさがこの作品の魅力。
この淡々と流れる文章の中にこれだけ濃密なせつなさを織り込めるのは、とても今の私にはできない芸当です。
時間と空気、とくにその場の雰囲気という意味の空気、それが文章全体を一定のリズムで流れてとても心をゆり動かされます。
数学の話は1問1問を丁寧に扱うため少なめですが、その「解く過程」が心地いいです。
数学好きな人にも嫌いな人にも、一見の価値あり。
今日はここまで、あでゅ~。

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ジョジョの奇妙な冒険には、「スタンド使いはスタンド使いと惹かれ合う」というルールがあります。
ついでにバンブーブレードでは、「剣道の達人は剣道の達人と惹かれ合う」というセリフも出てきます。
ファンタジーの世界に限らず、何かを極める者、極めんとする者は、自分と同じ匂いを持つ存在を見分ける特別な「嗅覚」のようなものを持っているようです。
かくいう私も、その嗅覚により波長のシンクロを体感する一人です。
4月にアニメ化決定の時点で間違いないんですけど。

シャングリ・ラ 
(池上永一、角川書店、平成20年10月25日初版、各743円+税)

地球温暖化が進む近未来が物語の舞台。
二酸化炭素の削減のため、地上を森林化し、都市機能を超高層建造物「アトラス」に移した東京。
しかしそれにより、東京は地上の民とアトラスの民との超格差社会を生じてしまう。
反政府ゲリラの総統・北条國子は、格差社会の打破のために立ち上がる。
(一部、上巻裏表紙より)

アニメ化決定なだけあって、レベルが高いです。
近未来SFでありながらファンタジー、現代社会に警鐘を鳴らす舞台背景と読者を惹きつける腕力はすさまじいです。
やたらとグロかったり凄惨だったりするので万人には薦められませんが、不思議と後味が悪くならないのでよほど苦手な人でなければ大丈夫かな、というところです。
あと主要人物にニューハーフが多いのも注意、私はツボですが。
文庫は価格も手ごろで読み応えがあるので、春休みでヒマを持て余してる人はオススメです。

時間があれば、アニメも観てみようかと思いつつ。
今日はここまで、あでゅ~。

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チャリンコ大好きキッカーです。
目的なくただ走り回ってるだけでリフレッシュできるフシギ。
いや、本当はなんかバイト探す予定だったんですけど。
ブックレビュー。

ふたつめの月
(近藤史恵、文藝春秋、2007年5月30日第1刷、1571円+税)

あの街灯を壊してほしい――
誰の何を守るために赤坂老人はあんなことをしたんだろう?

(オビより抜粋)

細やかな心理描写が魅力の、全体として優しい雰囲気の物語。
冒頭はリストラされたり恋愛もうまくいかなかったりでヘコむ感じですけど、ちゃんと立ち直るのでご安心を。
ジャンルはミステリー……になるんでしょうか。
殺人とかじゃないですけど、ある問題が提示されて、それを情報を集めて真相究明してくっていうのはミステリーの流れかもしれません。
ちょっとした空き時間にちょっとずつ読むのに適した本なので、時間つぶしにどうぞ。
今日はここまで、あでゅ~。

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学校があるうちは日々レポート漬けの毎日でしたが、春休みになったらなったで時間が余りすぎて自堕落な方向にしか進まないジレンマ。
キッカーは適度に忙しい方が実力が発揮できるタイプのようです。
ブックレビュー。

生物と無生物のあいだ
(福岡伸一、講談社現代新書、2007年5月20日第1刷、740円(税別))

分子生物学の視点から、「生物とは何か」という問いに接近した本。
中身としては「生物と無生物のあいだ」というタイトルに沿う内容よりも、ニューヨーク・ロックフェラー大学を中心とした過去の業績者の話や、著者の研究に関する話の方が中心となっています。

この本の魅力は、まず内容よりもその筆力。
理系人間の、とりわけ教授の執筆した本となれば往々にして固くて古くさい文章になりがちですが、この著者の筆力は本物です。
文章構成よし、表現も「たゆたう」「かそけき」などの文語的表現満載で、文系人間にも満足ゆく仕上がりです。
そしてその表現力を頼りに、セントラル・ドグマを中心とした生物の話(それもおおよそ高校レベルの内容)を実に魅力的に描写します。
クエスチョンが提示され、それが徐々に解答されていく様は、まるでミステリーさながらです。
むしろ生物学という題材が、もともとミステリーの要素を持っているのかもしれません。

春休み読書第1冊。
値段も手ごろなので、文系の方も生物以外の理系の方も1度読んでみてはいかがでしょうか。
参照リンク

今日はここまで、あでゅ~。

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