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キッカーの不定期更新日記 (四季来々トップへはカレンダー下のリンクから戻れます)
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太陽の光が、窓から射した。
ルナは目を覚ました。
金色の瞳に太陽光が当たって、ルナはまぶしげに手の甲をかざした。
それからルナは、体を起こした。

部屋の様相が、ルナの目にぼんやりと映り込んだ。
夜のうちに、木箱が動かされた形跡があった。
ルナはその場で手を伸ばした。
その手は、板張りの床をなでるだけに終わった。
そこにあるはずのシュガーが認められなくて、ルナは辺りを見回した。
シュガーは窓辺に座っていた。
ルナは首をかしげて、それからシュガーのもとへ歩み寄った。
そうしてその手を取ろうとした。

その瞬間、シュガーがぴくりと動いた。
ルナは驚いて手を引っ込めた。
シュガーは、立ち上がった。
ルナはまばたきもせずに、その姿を見つめていた。
シュガーはルナに顔を向けて、それから話しかけようと試みた。

(やあルナ、驚かないで。
ボクだよ、シュガーだよ。
ボク、動けるんだ)

しかし、声は出なかった。
刺繍されたまがいものの口は、決して開くことはなかった。
ルナの金色の瞳に、シュガーは見つめられた。

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