キッカーの不定期更新日記
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このごろどーーも小説を書くモチベーションがよくなくて、何が原因かなーと思ってたら気づいた。
春休み入ってからまだ図書館行ってねえじゃん。
ネットのAA入り小説とフリーゲームだけじゃあ、そりゃあ想像力も創造力もガンガン落ちていきます。
そして図書館に向かい、またしても電撃的出会い。
サイファイ・ムーン
(梅原克文、集英社、2001年9月26日初版、1600円+税)
驚異の漢方薬の謎を垣間見るランナー、かぎろいに翻弄されるディレクター、特殊能力を身につけたボクサー、それぞれの運命が交錯するとき……。月にまつわるサイファイ・ホラーの傑作中短編集!
(出版社紹介より)
「サイファイ」というジャンルを目指して作られた小説。
作者の話を要約すると、サイファイとは大衆娯楽的なSF、現実的な設定から始まって徐々に非現実に引き込んでゆく、といった感じのものだそうで。
ジュラシック・パークやターミネーターなんかが、その一例みたいです。
私なりの解釈では、SFとサイファイの違いは異世界ファンタジーと学園ファンタジーの違いみたいなもんかな、と思っております。
さて内容。
中短編集ですが、全5編のうち最初の4編はすべて月がテーマとなっています。
月齢が人間の精神に影響を与えるという「バイオタイド理論」にもとづき、上の紹介のような主人公たちが未知の世界に踏み込んでいきます。
この小説のいいところは、とにかく展開が速い!
スピーディーに物語が進み、飽きることなくがつがつと読み進めることができました。
バイオタイド理論をはじめとした各種雑学がおもしろく、その雑学をうまく物語にからめていて完成度の高い中短編ができあがっています。
そして第4編では、それまでの3編の物語がズバッとリンクします。
個人的には「リンクする」だけですべての物語の決着ってわけじゃないのが不満ではありますが、とにかく引き込んでくれるその物語は最高評価です。
Ibをおもしろいと思う人なら、絶対におもしろいと思えるであろう作品。
前々からIbのジャンルがSFでいいのか悩んでたんですが、これを読むとIbも「サイファイ」がしっくりきそうです。
今日はここまで、あでゅ~。
春休み入ってからまだ図書館行ってねえじゃん。
ネットのAA入り小説とフリーゲームだけじゃあ、そりゃあ想像力も創造力もガンガン落ちていきます。
そして図書館に向かい、またしても電撃的出会い。
サイファイ・ムーン
(梅原克文、集英社、2001年9月26日初版、1600円+税)
驚異の漢方薬の謎を垣間見るランナー、かぎろいに翻弄されるディレクター、特殊能力を身につけたボクサー、それぞれの運命が交錯するとき……。月にまつわるサイファイ・ホラーの傑作中短編集!
(出版社紹介より)
「サイファイ」というジャンルを目指して作られた小説。
作者の話を要約すると、サイファイとは大衆娯楽的なSF、現実的な設定から始まって徐々に非現実に引き込んでゆく、といった感じのものだそうで。
ジュラシック・パークやターミネーターなんかが、その一例みたいです。
私なりの解釈では、SFとサイファイの違いは異世界ファンタジーと学園ファンタジーの違いみたいなもんかな、と思っております。
さて内容。
中短編集ですが、全5編のうち最初の4編はすべて月がテーマとなっています。
月齢が人間の精神に影響を与えるという「バイオタイド理論」にもとづき、上の紹介のような主人公たちが未知の世界に踏み込んでいきます。
この小説のいいところは、とにかく展開が速い!
スピーディーに物語が進み、飽きることなくがつがつと読み進めることができました。
バイオタイド理論をはじめとした各種雑学がおもしろく、その雑学をうまく物語にからめていて完成度の高い中短編ができあがっています。
そして第4編では、それまでの3編の物語がズバッとリンクします。
個人的には「リンクする」だけですべての物語の決着ってわけじゃないのが不満ではありますが、とにかく引き込んでくれるその物語は最高評価です。
Ibをおもしろいと思う人なら、絶対におもしろいと思えるであろう作品。
前々からIbのジャンルがSFでいいのか悩んでたんですが、これを読むとIbも「サイファイ」がしっくりきそうです。
今日はここまで、あでゅ~。
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